短編集 【ストーカー】
だけど・・・。
俺の知らない間に彼女が出来ていたなんて、びっくりすぎるぞカワシュン。
まさかお前に彼女が出来るとは・・・。
勿論“嬉しい”以外のものは無いけど・・。
カワシュンが好きな、
そしてカワシュンの事を好きな子、
興味ありまくりだぜ・・。
カワシュンは2階から階段を降りると、市立図書館の方向へと歩き出したので、距離を取ってその後ろをついていく。
また今日も行くのか・・・。
デート当日だってのに、昔から全然変わり映えしない行動パターンにちょっとつまらなさを感じながらも、
距離を取ってその後ろをついていく。
せっかく会社が休みだっていうのに、カワシュンは休日となるとほとんど図書館へ向かう日々を繰り返している。