短編集 【ストーカー】
女子と話す時はいつも声が裏返るあいつがちょっと可愛かったのに、
いつの間にかこんな綺麗な彼女をゲットしやがって・・・。
ロングヘアがよく似合う、清楚そうな彼女と親友の2ショットは俺からすれば違和感感じまくりだけど、
彼女が来てからカワシュンも少し表情が緩んだようだ。
さぁて、待ち合わせは図書館で、
この後のプランはどうなんだい?
奥手のカワシュンがどこに女性をエスコートするのか、どこで食事をするのか・・・・
俺の興味はそっちに向いていた。
「見つかったんだ?」
「うん。諦めようと思って最後に入った古本屋さんにあったんだ。」