心と体の距離
え?結婚!?
急にどうなってそうなったんだ!?
すると我に返ったのか急に焦り出す小原。
「ごめん、結婚しないでって
あの、そう言う意味じゃないの!
ごめんなさい!あの、忘れて!
ちゃんとおめでとうって言うから!
わたし、笠原が決めた「もういいから」
そう言って小原を抱きしめた。
「ねえ、俺誰と結婚するの?」
訳がわからない。
「それ、わたしに言わすの?
するんでしょ?岸川さんと。」
「は?何それ?」
何で岸川さん?
「だってみんな言ってたもん!
二人がお見合いしてたって!!」
続けて話し出す。
「今日も岸川さんが
寿退社するって言ってたもん!」
あぁ、そういうことか。
「岸川さんの相手は俺じゃないよ。
俺は結婚式に行ってて
岸川さんに会ったの。
向こう着物だし、俺もスーツだったから
そう見えただけじゃない?
前に着物の柄と色も相談受けてたし
会場が同じところだから
会ったら見せるって言ってきたんだよ。」
「じゃあ岸川さんと結婚しないんだね?」
「しないってば、
ほんと早とちりだわ。」
俺も伝えよう。
小原にしっかり伝わるように。
「結婚はするよ。
でもその相手は瑠璃じゃないと困る。」