秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
「あのサイトはもう使わないんだろ?」


「もちろん。今教室にいるみんなのことはもう書かない」


そう答えると克也は思案するように黙り込んでしまった。


邪魔な人間はもう消えてくれた。


これから先はまたポイント集めの為に書き込むのみだ。


でも、あたしが率先して書くわけには行かない。


誰かが最初に再開して、仕方なくという流れが必要だった。


「そうだよな。あいつらはもう俺たちとは関係ない」


「うん。だから多少書いても大丈夫だよ。みんなもわかってくれる」


「でも、秘密なんて持ってないし……」


そう言い出したので、あたしは剛の秘密を1つ克也に教える事にした。


あいつらの秘密はまだまだ持っている。


「剛は小学校の頃イジメられてたらしいよ」


「嘘だろ?」
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