秘密暴露アプリ~恐怖の学級崩壊~
けれど、食欲なんてほとんどなかった。


形だけ食事をすませることにする。


「学校は大丈夫なのか?」


父親にそう聞かれて「たぶんね」と、苦笑いを浮かべた。


昨日の今日で学校内がどうなっているのか、あたしにも想像はできなかった。


きっとみんな落ち着かない気持ちでいるだろう。


特に3年A組の生徒たちは全員。


「そうじゃない。イジメとか、そういう……」


口ごもりながらそう聞く父親にあたしはようやく納得した。


「それは……まぁあたしは大丈夫。飛び降りた子も、別にイジメが原因ってワケじゃないと思うし」


そう言いながら裕の姿が思い浮かんでいた。
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