ずっと貴方を想っています。
学校に着くと8時10分。
よし、予定通り。
三階にある私の教室。
「2年10組」と書かれた教室ネームプレートの扉を開けてアランに言った。
『ようこそ、私たちの教室へ!』
アランの手を引きながら中に入ると、私に飛びついてきたのは柚羽。
「おっはよー!なになに、その子が留学生!?」
「おはよ!そうそう、アランっていうの。『アラン、私の親友の、柚羽』」
「よろしくお願いします、ユズハ」
『よろしくね、アラン』