僕らのReLIVE
全国放送でやっている高校野球も決勝で盛り上がっている頃、僕と兄ゆうすけは市内で品揃えが良い楽器屋に出かけていた。

「なあたくみ、ギターの弦って何が良いか調べたか?」

楽器屋を目の前にして兄ゆうすけが言った。

「そんなのわからないから店員さんに聞くんでしょ」

前もって話していたことを忘れていた兄に対して僕が返答した。

店に入るとたくさんの楽器が置いてあり、僕と兄はギターにずらっと並んであるギターに惹かれていた。口をポカーンと開いていた僕たちに店員が寄ってきて

「気になる物がありましたら、お気軽にお声掛けください」

と、高いところにまで置いてあるギターに目を向けながら親切に接客をしてくれた。
兄は高いところに並んであるギターを見上げながら「すげえ」と口に出してゆっくりと周りに行った。僕も自分のギターが欲しくなり好みのギターがないかいろんなギターを見て周った。ギターは1万の物から何十万とする物があり、僕は5万円のギターの前に立ち止まった。そのギターは赤色でストラトと呼ばれる形状をしていて、かっこよかった。完全に一目惚れだ。しかし、中学生にはそんな大金を持っていないので、仕方なく兄ゆうすけの元へと戻った。

兄ゆうすけは弦のお勧めを店員に聞いていて、レジで会計をしていた。

「まだ見たいものがあるなら見てていいぞ」

と、兄ゆうすけが言ったため、僕は一目惚れした赤色のギターのところへ向かった。
< 10 / 10 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

公開作品はありません

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop