このチャラ男一途につき…
そんな大人の口づけに、唇を離された時にはトロリと酔いきってまともな思考なんて手放していた程。
ただ、見つめる吐季の姿が印象的で。
癖の強い黒髪から覗く目が貪欲で、捕食側の目だななんて思ったタイミングだ。
「っ…ちょっ……擽った…」
「フッ…そっか、擽ったいって感覚なんだ、」
いや、普通に擽ったいが正常な感覚じゃないの?
不意に腹部から服の下に入りこんで肌を辿り始めた吐季の掌に、ぼんやりとしていた感覚も一瞬で吹き飛びぞわぞわとする刺激に目を細める。
これが擽ったいじゃなくどんな感覚なんだ?と思っている間にも掌の熱は肌を登り。
それと同時に服は捲り上がって部屋の空気が肌に触れた。
更に同時に吐季の目に自分の無防備な肌が晒されているという事で……まあ、いいか。
「分かっちゃいたけど動揺しないねえ」
「いや、吐季が何してるんだろう?って意味ではそれなりに疑問って感じに動揺してるけど」
「ああ、巴で抜こうと思って」
「……………」
それはさ、にっこり良い笑顔で宣言するような事なんだろうか?
いや、ここまで無反応で抵抗示さなかった自分が言えた立場じゃないのかもだけど。