このチャラ男一途につき…



これを待ち望んでいた吐季であるからにして、

「フフッ……どこが一番いい反応するのかな」

「っ…離せっ!!ど変態っ!!」

「本心は?」

「ど変態っ!!」

「……本心は?」

「エンドレスか!?ど変態!!」

「巴、」

「っ………」

「………本心は?」

ああ、ああ、もう、分かってる癖に。

こんなグダグダな時にまで追い込んで言わせなくてもいいじゃんか。

「っ……クッソ好きだよ。さっさと口にキスしろよボケ」

「だから、その本心言うのが遅いんじゃボケ」

敵わな過ぎる。

唇が重なる刹那に見せてきた笑みは珍しく屈託のない物だったと思う。

でも、すぐにその距離は埋まってしまって、確かめる事より与えられる甘さに浸ってしまったけれど。

それでも、負けて堪るかと吐季の頭を抱き寄せて、挑み返す様に舌を絡めて酸素を貪れば、息継ぎの合間に『可愛い』なんて一言を落されあっさり完敗。

俺を可愛いだなんて言うやつは絶対に吐季だけだと思う。

こんな薄っぺらい体に興奮して息を乱すとか絶対におかしい。

ど変態め。

そんな男に惚れ込んで堕ちてる自分も充分にど変態なんだな。

恋は病で、恋は盲目。

好きだと思う間は抗わない方が甘い筈。

……とは、

思うんだけども。

「………っおい、ど変態。俺の体のこれは何だよ」

「ん?何ってキスマーク?」

「何でこんな病的についてるのか聞いてるんだよ。ふざけんな」

「それ見て巴が俺に悶えればいいなって言う願望と独占欲だから」

「っ………」

「フッ、なんなら付け方教えてやろうか?俺の体に仕返しして悶えさせてよ」

「変態」

「巴に盲目首ったけなもんで」


ああ、また、たった一言で完敗。

そんな悔しさに眉根を寄せて見せようが、これすらきっと、

「フッ……巴にはまだまだ覚えさすこといっぱいあるけど。まずはキスから教えてやるから……おいで、」

イケメン過ぎて辛い。

惨敗…。




この男の狂気な変態、

自分限定紙一重で一途で純愛。





【fin】










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