読めない彼の愛し方
「ののかに会いたかった。
だけど、あの時ののかを無理に説得して
別れなかったとしても、
きっと自分を責め続けるだろうと思って、
お互い距離を置いた方がいいと思ったんだ。
俺、これからも
ののかのこと不安にさせたり
傷付けたりさせてしまうかもしれない。
けど、そんな時は言って欲しい。
話し合おう。
そうやって家族になっていくと思うんだ。」
「…諒。」
「実はさっきのののかの言葉、
電話で聞いてたんだ。
佳乃ちゃんから着信があって、
出てみるとののかが俺のこと話してた。
ののかは自信持って欲しい。
俺はののかじゃないと無理だ。
だから今ここにいる。逃げないで。」
涙を拭うことも忘れて
ただ諒を見つめる。
すると、ふっと笑って
涙を拭ってくれた。
「…ののか、結婚しよう。」