俺にもっと溺れろよ。
このわたしだよ?
「差出人、不明ってね」
「ね」
名前、書いてないって超怪しんですけど......。
「まぁ、行ってみな」
「......は」
え?マジですか。
結構、唐突ですね。
考えたくもないけど。
もし、もしよ。
行ってみて危ない感じの人でやばかったらどうすんのよって話。
危ない感じの人ってちょっと例え下手だけど。
「それ、やばかったらどうする?」
そういうことを考えると途端に怖くなってきて興奮気味に聞く。
「やばかったら、電話してきて」
若干笑いながら言ってるんですけど、この子!
絶対、やばくなるとか考えてないでしょ。
少しは、心配してくれてもいいじゃないか。
もっと、話したいことが沢山あったけどチャイムがなり、先生が入ってきたので風ちゃんは「じゃーね」とだけ言い自分の席に行ってしまった。
わたしは、少し怖いけどこんなこと滅多にない、いやこの先多分一生ないと思うので行く!!と心に決めたのだった。
まぁ、告白って決まったわけじゃないんだけどね。