美男子ガイド。
「おっ。さわっちに奈知ー!」
高島君が手を振った。
学園の門の前にもういる。
「お前ら早くね!?いくら隣の高校だからってこっちとは歩いて10分はかかるだろ」
勇希、超驚いてる(笑)。
「「ダッシュできましたー♪」」
高島君と桃山さんがハモる。
「…すげえなお前ら」
奈知は呆れた様子。
「走ったら3分で着いたよねっ」
桃山さん…そんなキャラじゃなさそうなのに……
「そういうコなのよきっと」
耳元で沙也が言った。
なんであたしの能ミソ丸わかりなのさっ
「私?言ったでしょ…」
そうすると沙也はあたしにひとさし指を向け、
「あんたは馬鹿、私はスーパー能力者★…みたいな?」
「馬鹿で悪かったね」
あたしはすぐに振り向き、皆のあとを追ったのだった。