美男子ガイド。
翌日。
偶然駅前で沙也と会う。
「…おはよ」
少し気まずい。
「あんた、もしかして私と会うのさえも気まずい訳?」
図星だ。
「私は奈知の幼なじみだけど、勇美のことをちゃんと考えてるつもり。どうせ奈知側の人間だなんて思ってんでしょう?」
「……。」
沙也ってなんでそんなに勘が鋭いんだろう。
「図星か」
コクッッ
あたしはうなずいた。
「ちょっと、私いろいろ調べたから。奈知に問い詰めてね」
すると沙也はスケジュール帳を取りだし、話始めた。