美男子ガイド。
「勇美っどうしたの」
ジュースを買いに行っていた沙也が帰ってきた。
「えー別にー?なんか遠足あるらしいよ」
あたしはぶっきらぼうに答える。
「まじ?!勇美!!!学校行事は奈知を惚れさせるチャンスじゃん!頑張りな」
ニヤニヤしながら言うな!
沙也はまったく……
「沙也は高島君がいるからいいじゃんか〜。あ、高島君学校で今気になってるコがいるみたいだけどー?」
あたしはちらっと沙也を見た。
学園祭が終わってから、沙也と高島君はなんだか復活の予感。
かなりいい感じなんだ。
まあ、別れた理由も『自然消滅』だしね。
「嘘、あいつが?ああありえないから」
「ふふふ」
動揺してる。クールなコかと思ってたのに以外と純粋?
「沙也ごめん、今の嘘。高島君は沙也命だと思うよ〜」
あたしは沙也に仕返しした。
「………馬鹿じゃないの?」
クールに見せてるけど、けっこう恥ずかしがってるっぽい。
あたしは言った。
「「かーわいー♪」」