大王(おおきみ)に求愛された機織り娘
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翌朝。

朝食が2人分運ばれてきた。

「これは?」

女官に聞くと、

「今朝は、大王がこちらでお召し上がりになる
そうです。」

答えると同時に足音が聞こえ、大王が現れた。

「アヤ、おはよう。」

にこやかな笑顔を浮かべて私の前に座る。

「………おはようございます。」

また明日…とは言ってたけど、こんな朝から何


怪訝な表情を浮かべると、

「くくっ
アヤは朝から機嫌が良くなさそうだな。」

大王は私を見て笑う。

「……いえ。
大王は朝からご機嫌ですね。」

「お、分かるか?
今日は朝から、アヤに会えたからな。」

さらりと言って、食事を始める。
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