バーバル
ふいうち▼おじさんside▼
「いくら出したら

あたしのこと愛してるって言ってくれる?」

              

            

駅から出て少し歩いたところで、

声をかけられて

僕は顔を上げた。



目の前には

見知らぬ女子高生が立っていた。

回りにはだれもいないので、



それが


僕に向けられた言葉であるのは確かであった。
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