二人暮らし、始めました。
え、なになに。怖い怖い…

体が震える。



誰もいない中で誰かが勝手に入ってくるなんて……泥棒だよね!?



私はガタガタ震えながらも、かろうじてそばにあった庭掃除用のほうきを手に取る。



そして、黒い大きな影がリビングとキッチンに繋がるドアを開けた瞬間、私は持っていたほうきを投げた。





怖い、助けて!!!!!



私は咄嗟に目を瞑ったけど、何かが倒れるような大きな音が聞こえた。









「……ってえ」









低い声が聞こえる。








もしかして、私泥棒を倒しちゃった?






恐る恐る目を開けると、そこには男の人が倒れていた。







「だ、大丈夫ですか…?」








倒れ込んでいる姿に思わず声をかけずにはいられなかった。








「大丈夫なわけねーだろ」








と、怒ったような声。






ものすごく怖いんだけど……








「でも、勝手に人の家に入ってはいけません!




泥棒さんは帰ってください!」







怖いけど、ちゃんと言った。




不法侵入は犯罪だし、ダメなことはダメって言わなきゃ。








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