天使の笑顔で【Remake】




まゆのお母さんも椅子に腰をかけるが



「花沢さんですか?」



と看護婦さんが来た



「はい」


「花沢まゆさんの事でお話がありますので
診察室まで来てください」




看護婦さんに案内されて来た所は



機械とかがいっぱいおいてある診察室だった



深津先生ではない人が座って待っていた




まゆのお母さんも座る



するとその先生はこう言ってきた



「心筋炎が悪化してしまったみたいです」




重い言葉だった



「しかも、今回は劇症状態なので
かなり危険です」




俺は忘れてなかった



心筋炎が劇症すると



死ぬかもしれないってことを





「それって、命に危険があるんじゃ……」


まゆのお母さんがちょうど聞く




「はい、十分にありえますね」



「そんな……」


まゆのお母さんは言葉にならない声を出して顔を手で押さえた



「まゆさんの頑張りにかけましょう」




< 99 / 194 >

この作品をシェア

pagetop