天使の笑顔で【Remake】
まゆのお母さんも椅子に腰をかけるが
「花沢さんですか?」
と看護婦さんが来た
「はい」
「花沢まゆさんの事でお話がありますので
診察室まで来てください」
看護婦さんに案内されて来た所は
機械とかがいっぱいおいてある診察室だった
深津先生ではない人が座って待っていた
まゆのお母さんも座る
するとその先生はこう言ってきた
「心筋炎が悪化してしまったみたいです」
重い言葉だった
「しかも、今回は劇症状態なので
かなり危険です」
俺は忘れてなかった
心筋炎が劇症すると
死ぬかもしれないってことを
「それって、命に危険があるんじゃ……」
まゆのお母さんがちょうど聞く
「はい、十分にありえますね」
「そんな……」
まゆのお母さんは言葉にならない声を出して顔を手で押さえた
「まゆさんの頑張りにかけましょう」