難病が教えてくれたこと
ある程度準備も終わってるし、テレビでも観るか。
今日の占いはそこそこ。
良くもなく悪くもない。
ーピロリン♪
『おはよう海澪。』
最近こうして世莉香と他愛ない会話をするようになった。
特に何も無いけど、少しずつ仲良くなれてきてるのかな。
これもやっぱり李那のおかげだ。
『おはよ、世莉香。』
『起きてたの?』
『今テレビ見てる。』
『そう、私は今からご飯。』
こんな感じで心底どうでもいい会話。
でもこれがなかなか楽しかったりする。
「あれ、海澪おはよう。早いのね。」
「おはようお母さん。早く目が覚めたの。」
お母さんは目を擦りながら洗面所へ。
蒼空へ何かを送らなきゃいけない気がしてたんだけど…
まあいっか。
どうせ後で会うし。
【古川海澪side END】
【更科蒼空side】
あーあ、眠。
朝は苦手だ。
眠いし、布団から出たくないし。
「あー、わかるわかる。」
「だろ?寝袋に入っていたい。」
「わかるー」
…ん?俺、誰とはなしてる?
「うおっ!海澪?!」
「なによ?」
「いやいや、何よ?って、こっちが聞きてえよ!いつから居た?!」
…ほんとにびっくりしたよ…
「いや、布団から出たくねえってブツブツ言ってた時からいた。」
「…そうか。」
じゃあさっきからだな。
朝は布団と離れるのが辛い。
自分の温もりがある布団から出るのが一苦労だ。
「あーあ。今日の朝からあのじじいの授業かよ。」
「あー、そうじゃん。嫌だなあ。」
…李那がいたら違ったのかな。
李那、あのじじいの授業受けてるようで受けてなかったから…
普通にイヤホン挿してたし、寝てたし。
イヤホンは凄かった。
髪の毛で見えないようにしてたし。
寝るのは堂々としたもんだった。
「李那、大丈夫かな…」
「李那なら大丈夫でしょ。」
李那のこと信頼しきってるもんな、海澪。
「俺も、信じるか。」
「何?今まで信じてなかったの?」
…
「あ、そういう意味じゃなくて、今まで以上に…だな…別に信じてないとかではない。」
海澪のジト目。
なかなか怖いんだよな…
「あ、裕くん。おはよ。」
「ああ。おはよう蒼空、海澪ちゃん。」
下駄箱で裕さんに遭遇。
その顔はパッと見分からないが少し泣いた跡があった。
…やっぱり、泣いたんだな、裕さん…
「裕さん!」
「ん?」
「…あ、いや、なんでもないです。」
…こんな人前で恥ずかしくて大声で話すことなんか出来るか!
「蒼空、また遊びに行こうな。」
「…え、はい!」
この人はエスパーか?
俺が言おうとした事言ってくれた。
ふわりと優しい顔をした裕さんはゆっくり、自分のクラスに入って行った。
「あーあ、蒼空。
今からジジイだねえ…」
「それを言ってやるな。」
「みんな嫌いだから大丈夫だよ。」
特に李那は嫌ってたな…
『嫌いなんじゃなくて…馬が合わん!』
「…クスッ」
「…え、何蒼空、きもい。」
「え?」
「1人で笑わないでよ。」
あ、心の中で笑ってたつもりが。
李那のこと思い出すだけでこの授業楽しめそうだ。
今日の占いはそこそこ。
良くもなく悪くもない。
ーピロリン♪
『おはよう海澪。』
最近こうして世莉香と他愛ない会話をするようになった。
特に何も無いけど、少しずつ仲良くなれてきてるのかな。
これもやっぱり李那のおかげだ。
『おはよ、世莉香。』
『起きてたの?』
『今テレビ見てる。』
『そう、私は今からご飯。』
こんな感じで心底どうでもいい会話。
でもこれがなかなか楽しかったりする。
「あれ、海澪おはよう。早いのね。」
「おはようお母さん。早く目が覚めたの。」
お母さんは目を擦りながら洗面所へ。
蒼空へ何かを送らなきゃいけない気がしてたんだけど…
まあいっか。
どうせ後で会うし。
【古川海澪side END】
【更科蒼空side】
あーあ、眠。
朝は苦手だ。
眠いし、布団から出たくないし。
「あー、わかるわかる。」
「だろ?寝袋に入っていたい。」
「わかるー」
…ん?俺、誰とはなしてる?
「うおっ!海澪?!」
「なによ?」
「いやいや、何よ?って、こっちが聞きてえよ!いつから居た?!」
…ほんとにびっくりしたよ…
「いや、布団から出たくねえってブツブツ言ってた時からいた。」
「…そうか。」
じゃあさっきからだな。
朝は布団と離れるのが辛い。
自分の温もりがある布団から出るのが一苦労だ。
「あーあ。今日の朝からあのじじいの授業かよ。」
「あー、そうじゃん。嫌だなあ。」
…李那がいたら違ったのかな。
李那、あのじじいの授業受けてるようで受けてなかったから…
普通にイヤホン挿してたし、寝てたし。
イヤホンは凄かった。
髪の毛で見えないようにしてたし。
寝るのは堂々としたもんだった。
「李那、大丈夫かな…」
「李那なら大丈夫でしょ。」
李那のこと信頼しきってるもんな、海澪。
「俺も、信じるか。」
「何?今まで信じてなかったの?」
…
「あ、そういう意味じゃなくて、今まで以上に…だな…別に信じてないとかではない。」
海澪のジト目。
なかなか怖いんだよな…
「あ、裕くん。おはよ。」
「ああ。おはよう蒼空、海澪ちゃん。」
下駄箱で裕さんに遭遇。
その顔はパッと見分からないが少し泣いた跡があった。
…やっぱり、泣いたんだな、裕さん…
「裕さん!」
「ん?」
「…あ、いや、なんでもないです。」
…こんな人前で恥ずかしくて大声で話すことなんか出来るか!
「蒼空、また遊びに行こうな。」
「…え、はい!」
この人はエスパーか?
俺が言おうとした事言ってくれた。
ふわりと優しい顔をした裕さんはゆっくり、自分のクラスに入って行った。
「あーあ、蒼空。
今からジジイだねえ…」
「それを言ってやるな。」
「みんな嫌いだから大丈夫だよ。」
特に李那は嫌ってたな…
『嫌いなんじゃなくて…馬が合わん!』
「…クスッ」
「…え、何蒼空、きもい。」
「え?」
「1人で笑わないでよ。」
あ、心の中で笑ってたつもりが。
李那のこと思い出すだけでこの授業楽しめそうだ。