【短】祭の夜に会いたくて


 力強く抱きしめられる。


 その強さに息苦しくなった時、同じくらい熱いキスをされる。


 花火の音が連続で鳴り響き、わたしたちの鼓動を隠すようだった。


 夏空を彩る花火が止まらない。ハルへの好きが止まらない。


 大輪が空を彩り、あまりに大きな音だったから驚く。やっとわたしたちは離れて笑い合った。



「ハル」

「何?」

「イカ焼き食べたい」

「ムードぶち壊し!」

「いいの。それがわたしなの!」

「そういうの、好きだけど」



 ハルと一緒の初めての夏祭り。


 今日という日がまだまだ続きますように。
 夏の空に、願わずにはいられなかった。



 END


< 13 / 13 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:8

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

【短】君がくれた出逢い

総文字数/7,419

恋愛(純愛)21ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
――――ジャック。あなた、こうなることわかってた? 奇跡の出逢いによって、 立ち止まっていた2人の心が動き出す。 出逢わせてくれた彼にありがとうを。 繋いでくれた夢を叶えるために。 がむしゃらに生きようと思った。 愛犬ジャックが導いた最高の笑顔、出逢い、夢への第1歩―――― *** start・end 2018/12/09 ***
表紙を見る 表紙を閉じる
年に一度だけ わたしはあなたと会える 好きになったら遠距離恋愛 告白しなければまた一年待つ どっちにしても苦しいだけ 「好き」 その言葉を言うために わたしは彼の好きな 空を見上げる…… start・end 2018/11/04
雨に恋するキズナミダ

総文字数/26,850

恋愛(純愛)60ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
柔らかい春が運んできたのは 強い雨と 弱い風と 二匹の子猫 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。 「もうオレに近づくな」 あなたの突き放す言葉に惹かれる 「何で泣いてんだよ」 記憶の中の君はいつも面倒くさそうに笑う 「オレ、お前がいないと――――」 弱くて泣き虫なあなたと 「守ってやるから、安心しろ」 強引で強い君だった  * * *  穂高 雪乃 Yukino Hotaka × 不破 秋 Shu Huwa 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。 過去の記憶が今に繋がる時 わたしたちは 再び出会う―――― 。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。 start 2018/10/01 ※「こっち向いてよ、秋くん」からタイトル変更しました

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop