君はアイドル
何故かイライラしてきた。
こんな人の多いところで前触れなく急に!
しかも言い逃げ!
……流星は知ってるのかな?
基君の気持ち。
嫉妬してたのはそういうこと?
どんな顔してこれから接すればいいの…
はぁ、とため息が出た。
「…なーにしてんの?」
足早に楽屋に戻ろうとしていた基を曲がり角で凛が呼び止める。
誰もいないと思っていたので、思わずビクッと体が跳ねる。
「おまえさぁ〜、グループ解散させる気?
流星がどんだけ入れ込んでるのか知ってんだろーが」
腕を組んで珍しく低く怒りをあらわにした声に、口走ったことを早速後悔した。