ビターなキミと甘い恋を。
私たちのクラスの中をキョロキョロさせている。




見たことない人だけど、先輩っぽくない。
隣のクラスの人だと思う。



誰か探してるのかな?



私は思わず席を立ち、その後の元へ向かっていた。





「あの、誰か探してるの?」


「あ、えっと、じ、神くんを・・・・・探してるんだけど・・・・・このクラスだよね?」



羚くんか。



「うん。そうだよ」


「やっぱり!でも、どこにいるか分かりますか・・・・?」



その子は首を傾げて、私を見つめてきた。


か、可愛すぎない・・・・・?




「あ、えっと・・・・・今、教室にはいないんだけど、だいたい図書室か屋上にいるよ。何か用あるの?」




前、羚くんと話したことを思い出して言うと、その子は「そうなんだ!ありがとうございます!」と
可愛い笑顔でお礼を言って廊下を走って去っていった。



羚くんになんの用事なんだろう・・・・?




羚くんは普段女子とは極力話さない人だからな〜。



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