ビターなキミと甘い恋を。
しばらくして、それぞれが頼んだメニューがやってきた。
「うわぁ!美味しそう.........!これって写真撮っていいの?」
「うん、もちろんよ。むしろ、おじさんのお店はSNSから人気になったからね」
なるほど。
私の家のお店もSNSで見かけることがあるけど、ここほど人気ってわけじゃないから、参考になるなぁ。
スマホでカメラアプリを起動して、パシャリと撮る。
うん。いい感じ。
そして、私はフォークを使って、ダークチョコのマフィンを1口切って食べる。
そこで私は感動した。
「..........う、うまっ!」
マフィンの美味しさに。
1人で、マフィンに感動していると、愛夢ちゃんに話しかけられる。
「璃鈴ー、羚都とはほんとに何もないのー?」
「えーむーちゃーんっ!ほんとに何もないんだよっ!」
「えええー」
むう。愛夢ちゃんが信じてくれない。
よし、愛夢ちゃんがいつも私に聞いてくるから、今度は私が聞けばいいんだ.......!