茜空



ちょっと
季節がすぎて

アタシは
高2になった

クラスが替わり

アコと一緒だけど
ユリカとは
離れてしまった



私ね
ユリカ
ちょっと
苦手だった



アコが
白状した



マジで?
全然そう見えなかったし!



だって
ユリカって
よく
人の陰口言うでしょ?

アレ
イヤだった

楓は…?



…ってかさー…
アタシも
裏で
ユリカに
言われてたの

実は
知ってた




アタシと
アコは

居ない人談議で
盛り上がる

お互い
腹をぶちまけて

せいせいした気分?
に浸ってたけど


…衝撃を受けたのは
すぐだった






紺野〜
花井〜
ちょっと
職員室に来てくれ



担任に
アタシとアコは
急に呼び出された

ビビるんですけど



お前ら何したんだー?

男子が
ゲラゲラと
からかった



何もしてないしっ!!



二人で男子を睨む



腹立つわー








職員室にいくと
アタシ達は担任から

来客用の
応接室に
連れて行かれた


そこには
ユリカのクラス担任と

ユリカの両親が居た



二人とも
座りなさい

金澤百合華さんの
ご両親が
お話があるそうだ



楓さんに亜子さん…

百合華を
助けてほしい



ユリカのお父さんは
深々と頭を下げた

お母さんは
ハンカチを握りしめ
ひたすら
真っ赤な目に
何度もそれ運ぶ



実は
百合華は

……言葉を
発する事が

出来なく
なってしまった…

一言も話せず

自分の身の回りの
事すら

出来なく
なってしまったんです
< 118 / 161 >

この作品をシェア

pagetop