茜空
カラオケ屋
に着くと

入り口で
シュウが

一人
待っていた


お待たせー

…あれ?
入んないの?


楓さ
やっぱ
今から
オレんち来なよ


やだー
何言ってんのー?
シュウんち
昼間
誰もいないじゃん?


話しが
あるからさ


えー…
話し?


ちょっとなら
いいけど…



アタシ

シュウの後
とぼとぼ
付いていきながら

色々
考える

話しって
何だろ

誰もいない
ってことは

また
シュウと
ああいう事になる?

そうかもね…

でも
アタシ
別に

それでもいいかな

本気じゃないのも

シュウに
彼女が居るのも

分かってる



どうぞ


シュウが
鍵を開けた

シュウの家
部屋
久しぶりだ

シュウの
家族は
自営業だから
日中は留守


話しって何?


オレが
ちょっと
誘えば

お前は
付いて
くんだな


含み笑いで
シュウは
言った


アタシを
試したワケ?


試してなんか
ないよ

ただ
誘った
だけ


ふーん…

じゃ
…やろ
すぐ


意外だな
マジかよ?


だって
シュウ
したいから
誘ったんでしょー?


アタシの
反応に
シュウは
ビックリ?

いーんだ

シュウん家
来る時点で

この成り行き
読めてたし

彼女が
いょうが

何だろうが


今の
アタシを

そのまま
受け入れて
くれるなら

外野なんて
関係ないね




そして
アタシは


シュウと
二度目の

セックスをした
< 43 / 161 >

この作品をシェア

pagetop