好きは何色、君の色。
『はぁ、ちょっと待って。』



仕方がないと絵具のチューブが入っている箱に手を伸ばして桜色を探す。



『さくら、さくら』とつぶやきながらチューブを転がして桜色を探していく。



『ん、あった。』



「ありがとう、空ねぇ!」



『あ、璃空くん。どこがわかんないの?』



「あ、えっとココ・・・。」



璃空くんが戸惑っていることには気づかない振りをした。
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