愛を私の音色に乗せて。
「…彼氏とはうまくいってんの?」
「へっ…?」
沈黙の車内を破ったのは先生のそんな言葉
「彼氏、いたじゃん?3年の先輩に」
「いますけど…」
「けど何?喧嘩でもしてんの」
「してません!仲良しです!!」
「ふーん。いいねぇ高校生の青春って!
ほい、着いた!家の人誰かいる?遅くなったこと説明したほうがいい?」
「親今いてないんで、大丈夫です!ありがとうございます」
「そうか。じゃあまた月曜日」
「はい、ありがとうございました」