愛を私の音色に乗せて。


「じゃあお疲れ!明日はゆっくりしてね」

「はい!ありがとうございました」

少し渋滞に巻き込まれてしまって、家に帰ったのは9時を過ぎていた

「ただいまぁ…!?ちょっ、わぁっ!」

「おかえり紫音!」

靴を脱いで上がった瞬間、ちぃ君が飛びついてきた

「も〜ビックリさせないでよ…」

「ごめんついつい。お疲れ様!荷物持つよ」

「ありがとうっ」

ふぅ…なんか家に帰るのがすごく久しぶりに感じる。
やっぱり家はいいね。

「紫音、先にご飯食べる?」

「んー、寝ちゃいそうだから先にお風呂はいる…」

ここ最近で1番疲れたし眠い…

「おっけ。1人で入れる?」

「は・い・れ・ま・す!」

「なーんだ、一緒に入ってあげようかと思ったのに」

「良いです良いです結構です!」

帰ってきてそうそう、私の彼氏はなんてこと言い出すんだか…
ささっとお風呂に入り、湯船に浸かる

「はぁ…気持ちい〜」

疲れがお湯に滲み出ていく感じがする。

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