愛を私の音色に乗せて。

大切にしたい人。





















季節は早いもので。




後2週間で私は高校3年生になります!




そしてちぃ君は大学生に。




前までは毎日一緒に登校して、一緒に帰ってって言う生活が当たり前だったけど

もう出来ないんだねぇ。








そして、私の初女優の作品である連続ドラマの放送も始まります!




撮影も順調に進んでて、毎日が充実。








今日はシオンとしての仕事


新曲のレコーディングをしています!












「オッケーだよシオン!また歌に磨きかかってきたんじゃない??」




「え、そうですかね…?」





「うんうん、女優の仕事始めたからかな〜?」






私を褒めてくれてるのは、レコーディングをしてくれた栗原さん。







「とってもいい作品が出来そうだね!


とりあえず今日はこの辺にしようか。お疲れ!」





「はいっ、ありがとうございました!」












今日は大野さんがお休みだから電車で帰ることに








電車に揺られながら暗くなった外を見る

もう7時か…


早く帰ってご飯作らないとねっ。





明日は私もちぃ君も休みだから、ゆっくり買い物に行くんだ〜!








それだけで足取りが軽くなる。









「ただいまー!




…ん?誰のだろ…」







元気よくドアを開けると、見たことのないような見覚えのあるような靴があった。






この靴……







「おかえり〜紫音!」




私を出迎えてくれたのは…










「…ぇえ!?!お、お母さん?!」






日本に戻ってきてたらしいお母さんが現れた…






「久しぶりね〜!元気にしてた!?」





「うわわわっ、お母さん苦しいって!」



私より身長の高いお母さんはきつすぎるくらい抱きしめてくる






「ユリさん、紫音が死んじゃいますよ〜?」









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