Bloody Kiss♡
「なに?どしたの?」
並んだロッカーの 一つにバッグを入れ、彼女に訊いた。
くるみは
「昨日、メールしたのにぃ!」
って、唇を尖らせた。
「え?あ、ごめん。」
慌ててバッグからケータイを取り出し、確認する。
けれど、セトに取り上げられていた間の受信履歴は、一通も無かった。
「アイツ‥、勝手に消したんや‥。」
思わず呟いていた。
そんなあたしに、くるみは
「アイツって?アツヤくん?」
と、小首を傾げた。
「ん?あ、うん‥。」
セトのことは話せない。
あたしは、曖昧に返事をした。
そして
「で、用件は?なに?」
ニットワンピを脱ぎながら、彼女のメールの内容へと話を戻した。