上司にプロポーズされて困ってます
本日3度目のプロポーズに、私はクラクラ目眩すら感じてきた。
「本気だ。柴本さん、返事を聞かせてほしい」
「えっ、あのっ……」
課長はどこか余裕がある感じで、フッと笑っている。
対して私はアワアワしている。
だって、大人な男性で、しかも上司に4年も一途に想われて、なおかつ結婚って……。
「嫌なら、とっくに突き飛ばすなりなんなり出来ただろう?柴本さんはそうしなかった」
「うっ」
まさしくその通りでぐうの音も出ない。
今もまだ私は課長の腕の中にいるのだから。
「重くて悪いが、受け入れてほしい。一生をかけて大切にする」
課長は少しだけ身体を離して私の顔を覗き込んできた。
私の顔は真っ赤に染まっている。
会議室はクーラーが効いているはずなのに、身体中が熱を帯びていて熱い。