空からの涙
だけど1つだけ、スッゴイ変化があった。

一目惚れをしたこと。

「明日また、見れっかなぁ。」

心の中でためきれずに、ついつい口に出てくる。
けど、これからの高校生活。

どうなるのか知るのは、もっと先の話。


翌日


今朝はいつもより寒く、7時30分に目が覚めた。

8時30分までには学校につかないといけない。

少し早いけど、7時50分に家をでた。

学校に着いたときは、凄い静かで、教室には俺一人。

静かすぎる…!

そう思ったとき、教室の後ろのドアが開いた。

「………」

あいつだッ……

ヤベェ…こっから逃げてぇ…

「…オハヨウ早いんだね」

…!!初めて聞いた、あいつの声は高くて綺麗だった。

「オウッ!…家は暇だから…」

俺は戸惑いつつも、返事を返す。

戸惑いながら言った俺は、あいつと話せた嬉しさから、自然に笑顔になった。

「そういやぁ、…名前なんて言うの?」

俺が話しかけると、あいつはこっちを向いた。

「柚姫…桃井 柚姫」

「俺は宮野 和詩。和でいいから!ヨロシク」

そう言うと桃井は

「私柚姫でいいよ」

ッて言ってきた。

「オッハーヨー!和~~☆」

「悟…今日はまた…

「おやッ?俺、お邪魔だったかな?」

『うるさい』ッて続けようとしたけど、悟の言葉で消されてしまった。

「ごめんねぇ。。。悟タイミング悪かったね…」

祐芽が悟に変わって謝ってきた。

そんなやりとりをしているうちに、部活の終わった人達が教室に入ってきて…。

『キーンコーンカーンコーン』

チャイムの音が鳴って、皆、急いで教室に戻る。

「着セーキ」

桐原の声が教室を響かせる。

「でわ、昨日言ってた委員会を決める!学級委員は推薦で決めるから紙に男子、女子の名前を書いて持ってこい」

俺は委員会とかヤル気ねぇから、こうゆう時は、祐芽と悟の名前を書く。

「早く終わんねぇかなぁ」

心の中で呟く。


。。。。数分後。。。。


「学級委員は宮野と桃井だ!二人ともやってくれるか?」

………!?…俺?なぜか、学級委員に決まってしまった俺…。

< 3 / 137 >

この作品をシェア

pagetop