教習所マジック(仮)
私は左後ろの席のドアを開け、菅原という人物の顔を確認。


「おはよー。全然大丈夫よ?」


私の方に顔を向け笑顔で迎えてくれた菅原という方は


昨日授業をしてくれた目が茶色先生だった。


この人菅原っていうんだ。"菅原先生" "菅原先生"


名前を覚えるのが苦手な私は心の中で何度も復唱する。


「すみません。待ちましたよね?」


「今さっき来たばっかだから。」
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