俺様王子とふたりきりの教室~甘くてキケンな1ヶ月♡
「補習の時間は9時スタートで、12時まで。
1時間昼休憩して、14時から17時までだ」
先生は教壇に立ち、黒板に
“9:00~12:00”
“13:00~14:00休憩”
“14:00~17:00”
とチョークで文字をサラサラとつづった。
「教科書を見ながらプリントを解いてくれ。わからないところがあったら最後にまとめて見る。
まあ、優秀な望月は大丈夫だと思うし、真瀬も既に勉強している望月に聞くといい。
望月、わるいが真瀬が分からなかったら教えてやってくれるか?」
「はい、もちろんです」
彼はなんの曇りひとつない笑顔でうなづいた。
うそ!?
望月くんに勉強教われちゃうの!?
考えただけでもドギマギしてしまう。
「それじゃ、がんばれよ。
毎日それくらいのプリントをしてもらうからな」
先生はそう言って教室をあとにした。