私の青春

ある日、信頼している先生に、胸の内を全部明かした。

最初は、笑い半分で言っていたが、途中からガチになって、泣いて泣いた。

聞き終えた先生は、こう言った。

「逆に良かったんじゃないの。悔しい思い、満足していない思いを持ったまま、高校に入学するの。もうあんな思い二度としたくないって思うでしょう。それが頑張る糧になるのよ。高校でもバスケ続けるんでしょうから。」

驚いた。

そしてまた、ドッと涙が溢れてきた。
< 11 / 13 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop