生きたくない僕と生きたい君と。
ここは都会の真ん中だから周りはビルばかり。
ただ、雀がチュンチュンと飛び交うだけの、
なんの面白味もない風景。
ただ、私が見ているのは旭ケ丘高校。
私の高校だ。
突然後ろから聞き覚えのある声が聞こえた。
母と担当の看護婦さんだ。
母は真面目な顔で涙を流していた。
どうしたのだろうか。
「気付いてない...のかな」
恐らくそうだろう。
「ちょっと気が引けるけど...聞いてみよう」
そう呟くと壁の日陰が出来ている部分に
そっと身を潜めた。
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