叙事詩レイヴァルド〜解〜
ニナム暦は3122年続いたとされる。


ニナム暦114年、神の消えたニヴァルレグリアに再び悪魔がその姿を現した。


悪魔の入れ知恵により、レグレア大陸の戦闘民族が“魔女狩り”を行使する。魔女狩りを行えば大いなる力が其の身に宿る、その甘美な悪魔の囁きは、戦闘民族の本能を増幅させ、想いのままに世界を動かすことになる。


世界に散らばる“十天”の称号を持った者と、もう一人、闇の属性を極めた者は、互いに引き寄せられるかの様に、現在ヨーツンヘイムが存在する地域の東にある大森林の神殿に集まる。


世界に広がり、危機に瀕した魔女は団結し、誘惑に負けた人間とひたすら戦い続けた。しかし、その裏に何者が居るかはわからないまま、5年も戦いを続けることとなる。


ニナム暦119年、戦いは北極大陸極東に舞台を移す。


魔女の頂点に君臨する11人の魔女と、戦闘民族率いる魔女狩りの舞台は、決戦中に悪魔の降臨を其の眼で見る。


神に匹敵する存在の召喚による衝撃で、北極大陸極東域は崩壊し、亜列島群を形成することとなる。


悪魔の召喚により真実を知った当時の“ナイツ・オブ・ラウンド”は、11人の魔女と共同戦線を張り、魔女11人の禁忌魔法により宝具から神を召喚することで、悪魔の真の目的である世界の破滅から星を救うこととなる。


この闘いにより、大いなる力を使った宝具は適格者の手から離れ、世界各地に封じられた。


宝による世界の統治時代は終わりを告げ、民主主義、共和制、独裁制等の思想が生まれ、世界は分裂化の道を歩む。
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