青の瞳に映るのはーー
「ダメだよ、雷くんっ。
人たくさんいるのに~‼」




聞き覚えのある声が、聞こえた。


プリクラ機の中がやたら、揺れてる。

「わかんねーよ、チュープリ、撮ろうよ。
チュープリっ」

絶対言わなそうな、甘えた喋りの雷の声。
少しだけ、見える美心の困った顔が見えた。

「えー、でも……恥ずかしいっ。
今は……っ」

近づく雷の唇が、俺をイライラさせた。

「…………っ、美心!!」


俺は、プリクラ機の中に入る。


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