青の瞳に映るのはーー

美心以外は、考えられないーー

「美心以外は、考えられないよ。

美心だから、いいんだ」

この先、一生……美心以外はあり得ない。

「それでいいのか?」


うるさいゲーセンの中でも、真也の声だけは拾ってしまう。

「美心はきっと、雷しか好きにならないかもよ?」


分かってる。

俺の一方通行の恋だって分かってるーー。

だけど、どうしょうもない。

「どうしょうもなく好きなんだよ、仕方ないよな」


離したくない………。

離れたくない……。

こんな自分が夢中になるなんて、思わなかった。


たった一人の女の子に、心奪われたんだ。

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