青の瞳に映るのはーー
「なんで、奴らには言えないんだ?
舞原の強さは、そいつだってわかってーー「心配なんだよ、翼は今も華恋が………っ」

舞原は、強い。
その力は、見たから知ってる。
アイツだって、知ってる筈だ。
だけど、引っ掛かる。


"翼は今も華恋がーー"

「華恋ちゃんは、その人と付き合っていたの?」



ずっと黙っていた美心が、口を開く。

透き通るその声と、真の強い瞳。
誰もが、逸らせない青の瞳。

「うん、だけどあたしが晃を好きになったから。
翼とは、今は仲間だよ」

嘘なんて、つけない。

だって、君の瞳は嘘じゃない。
本物だからーー。


「私はーーーー




その気持ち分かるかな」



君が、呟く言う様に放つ言葉は重かった。

俺と雷のことだって、すぐに分かった。

静まる密室。

バタンッ

響くドアの音。


「あきらーー、テメー!!!!


何、勝手なことしてやがる!!!?」


金髪男、怒りマークの鋭い眼差し。


「「つ、翼!!!?」」


あー、コイツが翼か。

逆立つ金髪、サイヤ人の様なアイツ。

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