青の瞳に映るのはーー
「行こう、美心」

美心は、何も知らないで居て欲しい。



「じゃあね、雷行きましょう‼」



何も知らないで。

美心が、雷の姿を見つめた。
君の気持ちは、どこにある?


無言だった。

会場に入った時も、さっきあった時も、、

雷は、何も言わなかった。

なあ、雷。
たまには頼ってよ。
俺ら、仲間なのにそんなに、頼りない?

俺らは、一つのチームなのに……雷は一人で戦おうとしてる。


「雷、助けるから………」


君の背中に、声を、掛けた。








「いいよ、美心、幸せにしてやって。
俺は、いいから……」







何が、いいんだよ。




託してよって言ったよ。
言ったけど、こんなの嬉しくないよ。

俺ら、もうダメなのかな………。

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