青の瞳に映るのはーー
「はああ………………」

彼女と、ぶつかりそうになったのは、ここだよな。

あの場所に、戻れば廊下の端にキラリ、と光る何かに気づいた。

なんだあれ?


ペンダント?

拾うと、ハート型のペンダント。

中に、何か入って…………!!!!


「これーーーー!!」


俺は、保健室に引き返した。


きっとこれは………彼女にとって大切なモノ。
 無くしてはいけないモノーーー。






ガラッーーーー
 勢いよく開けた保健室。

あの子が居た筈のベットは、
       誰も居なかった。


もしかしてーーーー。

俺は、ペンダントを見つめた。



これを探しに………??


探さなきゃ、あの子を
探さなきゃーーーーー。



ーーーーーーーーーーーーーー





保健室は、一人。
胸の苦しさに耐えかねた私は、、胸元にある筈のペンダントに触る…………あれ?ない。


ポケットに手を入れ、右も左も探した。

無い…………薬がない。

私は、あれがないと………ダメなのにーーーー
 生きていけないのに……………。

そうだ、ぶつかりそうになったあの場所に落としたかも………知れない。

戻ろうーーー。

だけど、私は、それとは逆の方を歩いていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー







< 223 / 242 >

この作品をシェア

pagetop