青の瞳に映るのはーー

「………ちょっと待てよ‼」

雷が教室を抜けたら、落胆したように床に項垂れた。


「大丈夫か、雷……。

まあ、真也なら大丈夫じゃないか？
そんな心配……っ「いやだ、、美心は俺のだ。
美心は俺の……だ」

ブツブツ言いながら、教室を出ていく雷を追いかけた。


真也の家なら、みんな知ってる。

「雷、真也に会っても殴るなよ？
理性保てよ？」

「…………それは、真也による」

だよな。

向かってる間。

早く早くと、思う。

真也が、まさかって思うけどーーー。