先輩の彼女にしてもらいました
見るからに機嫌が悪そうなのはわかっていたけど、まさかこんな話とは思わなかった。

「そうか、わかった」

汗だくで肩で息をしながら、桜に返事をした。

少しびっくりしていた俺は、あまり記憶力のよくない頭をフル回転させて思い出してみる。

昨日部活で会ったときの桜は、ニコニコして俺と話していたはずなんだが、あの後なにか俺はヘマをしたんだろうか。今日、学校では桜に会ったっけ、思い出せない。

まあ、いいか。

こんなのいつものことだし、季節行事みたいなもので別れると騒いでは、またすぐに戻って来るのが桜だった。

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