先輩の彼女にしてもらいました
「いいの?いやあ、ついつい目がいっちゃってさ」

「嫌じゃないかなって?」

「嫌なわけない。好きか嫌いかでいうと、わりと好き」

先輩は空を見上げながら、少し恥ずかしそうに頭の後ろに手をやる。

「じゃあ、気持ち悪くないですか?」

「・・・」

「やっぱり、変かな、私の」

「誰かになにか言われたの?」

先輩の綺麗な顔が、悲しそうに少し曇る。

「・・・」

「こんな道端で、言うのもなんだけど。 気持ち悪いなんて思ったことは一度もない。今見ても ・・・」

先輩は、片方の手で、口もとを隠しながら、照れくさそうに私に視線を向ける。

その眼差しは、とても甘やかで、優しくて、胸がきゅーんとなる。

「女性らしくて綺麗だと思うよ、俺は」

私は、先輩の優しさが嬉しいけど、直ぐには何にも言えなかった。

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