先輩の彼女にしてもらいました
「ホントに先輩は今のままがいいんです。夜眠る前に、おやすみってたまに言ってほしいだけだから」

それに、携帯ばっかり気にしてる先輩なんて嫌だもん。

「寝る前に蒼井さんの声なんて、聞いたら眠れなくなるかも俺は」

先輩が、真顔でちょっとドキッとすることを言い、繋いだ手をギュッと握るので、ドキドキする。

え、それってどういう意味でしょうか、先輩。

「私は、安心してぐっすり眠れそうです」

そしたら、嫌な夢を見ても平気な気がするんだ。

私はまた、甘えるように先輩の腕に頭をくっつけた。

歩きながらベタベタし過ぎかな、でも止まらないんだよね、先輩への想いが。

「すずな?すずなだよね」

聞き覚えのある声に後ろから名前を呼ばれて振り返り、慌てて先輩から離れた。

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