先輩の彼女にしてもらいました
「あ、はい。でもこの場所がっていうんじゃなくて」

一見クールそうに見える先輩はとても穏やかに話す人だった。

つられて、私もペラペラ話してしまいそうで怖い。

避難場所は、第2体育館ってわけじゃなくて、あなたなんです、先輩、って。

私は次の言葉が出てこなくて、先輩と目が合うと、カァッとのぼせてしまう。

先輩はちょっと眉を下げて、目を細める。

「あれ、でもこの前、俺のファンだって言ってたっけ」

「あ、はい」

ドキドキするけど彼から目が離せない。

まるで瞳がつかまえられてしまったみたいに釘付けになってしまう。

「そうかー、じゃあやっぱり今日も俺に会いにきたの?」

「‥‥‥はい」

え、何言わされてるんだろう、私ったら。

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