先輩の彼女にしてもらいました
沙織ちゃんも彼に気がついたようで、私と顔を見合わせて、少しだけ眉を吊り上げる。

そして、沙織ちゃんも、合図のようにコクリと頷く。

だけど、臨戦態勢をとっていた私達の前を成田君はポケットに手を突っ込んだまま、素知らぬ顔で通りすぎていった。

拍子抜けした私達は、ホッと胸をなでおろしていた。

そうだ、沙織ちゃんが言ってくれたように、堂々としていればいいのかもしれない。

ビクビクしてばかりいる私にも責任があるのかもしれないし。

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