響くんとは付き合いません!!



だけど…。

前ほど嫌じゃない。



「今朝はごめんな?ひとりで行かせたりなんかして」



耳元で囁かれる甘えた声が、私の胸の鼓動を煽る。



「ここちゃんとずっと一緒にいたんですか……?」

「ん?いたよ?」

「そう……ですか」



やっぱり、あれからずっとここちゃんと一緒にいたんだ…。

高揚していた気持ちが途端に冷める。



「どうした?なんか元気ない?」

「別に…どうもしません……」

「本当かなぁ?」



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