響くんとは付き合いません!!



『私のせいでごめんなさい』



寮母にも先生にも、響くんは私を心配して付き添ってくれただけだからって説明はしたんだけどな。

でも門限を破ったことに変わりはないからって、罰を軽くしてくれなかった。



『気にすんな』

『気にします。本当にすみません』

『しつこいよ』



食堂につき、スーパーで買っておいたパスタをレンジで温めながら、響くんにクマが泣いているスタンプで返信をする。



休日は寮の食事はでない。

だからこうして食堂にあるレンジを使って簡単に食事をすませているんだ。



「おはよう」

「んっ?」



響くんから怒った顔をしたクマのスタンプが送られてきたと同じタイミングで、ここちゃんに声をかけられた。


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